およそ20年前から笠間焼の洗面ボウル・手洗いボウルをつくり始めました。

ギャラリー陶之助

厚すぎず、薄すぎず。

およそ20年前から笠間焼の
洗面ボウル・手洗いボウルをつくり始めました。

厚すぎず、薄すぎず。

陶器ゆえの野暮ったさを削ぎ落としながら、
しかし、水回りに使うものだからこその
丈夫さを兼ね備えたデザインを追求しています。

洗面ボウル、手洗いボウルは一つ一つが手作りです。

土を殺しながら(土を締めて中の空気を抜き、密度を均一にすること)
水を受け止めるアール(丸み)をつけていく。
フォルムをシンプルに成型したら
季節に合わせ、適度に乾燥させた後
ゆっくり、じっくり火を入れていきます。

製作に時間がかかりますし、
食器などに比べてサイズが大きいため
火入れによって、傷ができたり、
割れてしまうことも。
作陶の1〜2割はだめにしてしまう……。

それでも。

陶之助の製品には
量産品にはない独特な雰囲気があります。
生活に寄り添う味わいがある。

世界に二つとない洗面ボウル・手洗いボウルです。

高瀬清栄 Takase Seiei

Gallery「陶之助」 
Lunch & Cafe「陶之助+」オーナー

1959年生まれ。

大学卒業後、茨城県窯業指導所(現・陶芸大学校)入所。
江戸時代から続く実家の窯元の5代目となる。

現在、作陶はもちろん、
暮らしに寄り添うインテリアアドバイザーとしても活躍中。